<子どもについて>
Q 養育費の金額は?
A 子供を育てるのに必要な食費、住居費、教育費、被服費、医療費、娯楽費などを養育費といいます。
相場としては、子供1人の場合、2万円~4万円が多く、2人の場合は、4万円~6万円が多いようです。養育費支払の期間は、成年に達する月まで、というのが多いようです。
Q 養育費の増額はできるの?
A 養育費の増額(減額)の調停を家庭裁判所に申し立てると、事情確認、意見聴取が行われ、合意が得られれば可能です。調停で合意が得られなければ、審判となり、裁判所が決定します。
減額が認められる場合
- 支払う側の病気や転職、失業による収入の低下
- 受け取る側の収入増
増額が認められる場合
- 子供の進学、入学による費用
- 子供の病気やケガによる治療費
- 子を養育している親の転職や失業による収入の低下
Q 別居中でも子供に会えるの?
A 別居中でも親の面接交渉権は認められます。話し合いによって面会が認められないときは、家庭裁判所に審判を申立てて、認めてもらいます。
Q 祖父母に、子供と面接交渉する権利はあるのでしょうか?
A 夫(妻)の祖父母に面接交渉権は ないため、親権者で あるあなたが望まないのに、無理に子供を祖父母に会わせる義務はありません。子供が祖父母に会うことを望んでいたり、祖父母との面接交渉が子供に悪い影響 を与えないのであれば、子供やあなたの負担にならない範囲で、祖父母との面接交渉の方法について柔軟に考えてみて下さい。
Q 面接交渉を決めたけど、会わせてくれない場合には?
A 子の監護に関する調停、審判の申立てができます。家庭裁判所に履行勧告の申立てをしてみましょう。
面接交渉を拒否し、裁判になった事例では慰謝料の支払を命じた判例もあります。